九月

またゲームセンターでお金を使ってしまった。ここのところ毎日通っている。やめなくちゃと思っているのにやめられない。淋しい。

最近の浪費は本当に深刻で、今月いくら使っているのかわからない。「日常生活力」の判定がかなり悪かった。回復する兆しが見えない。

私はちゃんと他人を愛すことができるし自己肯定感も持ち合わせているのに、いつからどうしてこうなったんだろう。ゲーセンに使うくらいなら何か買う方が後々売れるだけまだましだと、何度言ったらわかるんだ。わかんない。全然わかんないです。「援助があればできる」なんのだよ。誰のだよ。診断書にセルフでツッコミするしかなかった。

誰にでも中途半端に優しくするから傷つくし、傷つける。過去が恋しいなんてはじめてのことだがこれも自業自得だ。いまの私には実体がない。いつまでも浮遊している。もう戻れない。

悲観的になっても仕方がないので一旦ポジティブに考えてみよう。私は二十代前半で、若くて、環境にも恵まれ、そこそこにかわいい。なんだか文字が浮いてる気がするけど、多分そう。

だから仕事なんて辞めようと思った。私は、なんでもできるよ。なんでもできたのに。